2008年4月19日土曜日

南のこどもたち


スリランカに来て約半年が経った頃、初めて訪れた南のリゾート。
私の住む地域は完全な内陸。まったく違った環境を目の当たりにする。

宿泊先のゲストハウスから、1人浜辺に出てみた私の目に飛び込んできたのは、水際で遊ぶ地元の親子の楽しそうな姿。

じっと見ていたら、10歳くらいの女の子が私に気づき、笑顔で走り寄ってきた。

「Hello! Do you have a pen?」

こう言って右手を差し出してきたことに、まずビックリした私。なぜなら、同じくらいの歳の子でも私の任地あたりの子は、こうしてちゃんと英語を話すことができないから。
そしてスリランカ人が、観光客なりその他の外国人からやたらとペンをもらおうとする話は聞いていたけれど、実際に求められたのが初めてだったから。(スリランカ製よりインクの質が良いから??)


そこで私が 「ペンは今持っていないし、あげられないよ」 と答えたところ、とたんに少女の顔が曇ってしまった。そして残念そうに笑って、「Bye-」 と去っていった。

あーあ、なんだか悪かったかなと思いつつ、私もゲストハウスの友人の元へ戻ってみた。

それから約2時間後、再び浜辺にでると、さっきの親子がまだ居た。
もちろん、あの子も。

そのときふっと、 「あ、そういえば私のかばんの中にアメがあったよな」 と思いだしたので、部屋に戻ってアメを2つつかみ、浜辺のあの子を遠くから呼んでみた。
そして、「アメならあげられるよ」 と差し出した。

その時

「Thank you!!」と言ってさっとアメを受け取ったあの子の顔

まるで商売で利益を得たような
勝ち誇った顔

正直、ショックだった

私が今まで内陸で見てきた子どもたちの、はにかみ笑いとはあまりにもかけ離れていたから。


スリランカの南のリゾート地は、2005年に起こったスマトラ島沖地震の影響で津波の被害に遭い、その後多くの国の援助が入ったため、“援助慣れ”をしてしまっていると聞いていたけれど。

やっぱり…

同じ国でも、いろんな地域・いろんな人・いろんな色があるんだな。